ケイトウ

ケイトウ(鶏頭)は、その名の通りニワトリのトサカに似たユニークな花の形と、燃えるような鮮やかな色彩が特徴の植物です。夏の暑さに強く、秋の花壇や切り花として人気があります。

​ケイトウの基本情報

  • 和名: ケイトウ(鶏頭)
  • 英名: Cockscomb, Celosia
  • 学名: Celosia cristata など
  • 分類: ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)の非耐寒性一年草
  • 原産地: インド、熱帯アジア、アフリカなど
  • 開花時期: 7月〜11月頃
  • 特徴:
    • 耐暑性(暑さへの強さ)が非常に高いため、日本の真夏でも元気に咲き続けます。
    • ​花の色は赤、黄、オレンジ、ピンクが主流ですが、近年はアンティークカラーやグリーン系も人気です。
    • ​**花持ちが非常に良く、**色が変わらずに乾燥するため、ドライフラワーにも向いています。

​主な種類(花の形による分類)

​ケイトウは、花の形によって大きく4つのグループに分けられます。

ハイビスカス

ハイビスカスは、南国を代表する、鮮やかで華やかな花です。ハワイの州花としても有名ですね。

​ハイビスカスの基本情報

  • 和名: ブッソウゲ(仏桑花)
  • 英名: Hibiscus
  • 学名: Hibiscus
  • 分類: アオイ科ハイビスカス属の低木
  • 原産地: ハワイ諸島、モーリシャス島など熱帯・亜熱帯地域
  • 開花時期: 5月〜10月頃(適切な温度があれば一年中咲く四季咲き性の品種も多いです)
  • 特徴:
    • 一日花:ほとんどの品種は朝に開花し、その日のうちに萎んでしまう「一日花」です。しかし、次々と新しい花を咲かせるため、長く楽しめます。
    • 花色:赤、ピンク、黄、オレンジ、白、複色など非常に豊富で、品種も1万種近くあるとされています。
    • 雄しべ:花の中心から長く突き出た雄しべ(雄しべと雌しべが合着した花柱)が特徴的です。

​主な系統(種類)

​園芸品種は、主にそのルーツや性質によって以下の3つの系統に分けられます。

  1. 在来系(オールド系)
    • ​比較的古くからある品種群で、花は中輪〜小輪が多いです。
    • ​**耐暑性・耐寒性ともに優れており、**丈夫で育てやすく、花付きも良いのが特徴です。
  2. ハワイアン系
    • ​ハワイで交配を重ねて誕生した、品種数が最も多い系統です。
    • 花が大きく豪華で色彩豊かな大輪が多いですが、日本の真夏の高温多湿や寒さには比較的弱く、開花や栽培に少し工夫が必要な場合があります。
  3. コーラル系
    • ​フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)などをベースに改良された系統です。
    • ​花は小さめで、花びらに深い切れ込みがあり、枝からぶら下がるように咲くものが多く、耐暑性に優れています

​花言葉

​ハイビスカスの花言葉は、その豪華な見た目や、一日花という性質に由来しています。

キバナコスモス

キバナコスモス(黄花コスモス)は、通常のコスモス(オオハルシャギク)とはまた違った魅力を持つ、夏から秋を彩る花です。

​キバナコスモスの基本情報

  • 和名: キバナコスモス(黄花秋桜)、キバナアキザクラ
  • 英名: Sulphur Cosmos, Orange Cosmos
  • 学名: Cosmos sulphureus
  • 分類: キク科コスモス属の一年草
  • 原産地: メキシコ、中央アメリカ
  • 特徴:
    • ​一般的なコスモスに比べて、暑さに非常に強いのが最大の特徴で、真夏でも休むことなく咲き続けます。
    • ​花の色は主に黄色、オレンジ色、朱赤色など暖色系です。
    • ​葉はコスモスよりも幅広で切れ込みが深い傾向があります。
    • ​草丈は30cm〜1mほどと、コスモスに比べてやや低めの品種が多いです。

​花言葉

​キバナコスモスの花言葉は、その力強い生育力と鮮やかな花色に由来しています。

  • 野生的な美しさ(野性美、自然美):暑さや痩せた土地にも負けず、力強く咲き誇る姿から。
  • 幼い恋心:黄色やオレンジ色の明るい花色が、純粋で幼いイメージを連想させることから。
  • 熱情燃え上がる思い:赤やオレンジの鮮烈な花色から。

​ポジティブな花言葉が多く、ギフトにも適しています。

​育て方のポイント

​キバナコスモスは非常に丈夫で、初心者でも育てやすい花です。

  • 種まき時期: 4月~7月頃(発芽適温は20^\circ\text{C}~25^\circ\text{C})。時期をずらしてまくことで、開花期間を長く楽しめます。
  • 日当たり・場所: 日当たりと風通しの良い場所が最適です。日照不足になると花付きが悪くなります。
  • 土壌: 水はけが良い土を好みます。やせ地でもよく育つため、**肥料を与えすぎると葉ばかり茂って花付きが悪くなる(葉ぼけ)**ことがあるので注意しましょう。
  • 水やり:
    • 地植えの場合は、植え付け直後以外は基本的に降雨任せで十分です。乾燥が続くときだけ水を与えます。
    • 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えますが、過湿にならないよう注意が必要です。
  • お手入れ:
    • 花がら摘み:咲き終わった花をこまめに摘むと、次の花が咲きやすくなり、長い期間楽しめます。
    • 切り戻し:花数が減ってきたら、株の半分くらいの高さで茎を切り戻すと、再びわき芽が伸びて花を咲かせます。

​通常のコスモスに比べ、病害虫に強く、栽培の手間がかかりにくいのも魅力の一つです。