メリケンガヤツリ

メリケンガヤツリは、カヤツリグサ科の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物です。日本には1950年代に持ち込まれ、現在では河川敷や湿地、水路の岸など、日当たりの良い湿った場所に広く分布しています。

​特徴

  • 名前の由来 「メリケン」は「アメリカン」を意味し、アメリカから来たカヤツリグサ(蚊帳吊り)の仲間であることからこの名前がつけられました。
  • 外見 高さ30cmから1mにもなる、やや大型の植物です。茎の先端から放射状に伸びた苞(ほう)の先に、たくさんの小穂が球状に集まってつきます。この姿は花火のようにも見えます。小穂は最初は緑色をしていますが、成熟すると黄褐色になります。
  • 繁殖力 非常に強い繁殖力を持っており、地下茎と種子の両方で増えます。このため、在来の湿地植物と競合し、生態系に影響を及ぼす恐れがあるため、一部の自治体では「要注意外来生物」に指定されています。

​利用法

​メリケンガヤツリの根茎は、民間療法として利尿作用や解熱作用があるとして利用されていたことがありますが、現在はあまり一般的ではありません。

​また、同じカヤツリグサ科の植物であるイグサは畳の原料として利用されますが、メリケンガヤツリがその用途に使われることはありません。強い繁殖力から、河川の土壌を固定するために役立つ可能性が指摘されています。

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