
メマツヨイグサ(雌待宵草)は、北アメリカ原産で、日本には明治時代に帰化した越年草(二年草)です。道端や荒れ地などでよく見られる、マツヨイグサ属の植物です。 主な特徴 分類: アカバナ科マツヨイグサ属 草丈: 30cmから150cmほどになり、茎は直立します。 生活環: 秋に芽生えてロゼット(地面に葉を広げた状態)で冬を越し、翌年の初夏から秋にかけて花を咲かせ、実を結んで枯れます。 花: 色: 鮮やかな黄色。 開花時間: 夕方から夜にかけて開花し、翌日の午前中にはしぼんでしまいます。この「宵を待って咲く」ことから「待宵草」の名が付きました。 大きさ: 花径は2.2~3cm程度で、オオマツヨイグサ(大待宵草)よりも小さいことから、「雌(メ)」が付けられたと言われます。 花弁: 4枚で、しぼんでも赤くならないのが特徴の一つです(類似種のマツヨイグサは赤くなります)。 葉・茎: 葉の主脈がしばしば赤みを帯びることがあります。茎には上向きの毛が生えています。 利用 食用: 新芽や花、つぼみは、山菜として茹でて和え物や天ぷらにして食べられます。 太くなった根は、アメリカ先住民によって冬の保存食として利用されていた歴史があり、「ハムの根」と呼ばれることもあります。 薬用・健康: 種子から採取される油は、月見草油(Evening Primrose Oil)として利用され、\gamma-リノレン酸を豊富に含みます。 健康食品や化粧品にも利用されていますが、その効果については研究途上のものもあります。 メマツヨイグサは、荒れ地にも強く、緑化を促すパイオニア植物(先駆植物)の一つとも言われています。

