
ツユクサ(学名:Commelina communis)は、ツユクサ科ツユクサ属の一年草です。身近な場所に普通に生える、生命力の強い植物として知られています。
特徴
- 名前の由来: 「ツユクサ」の名前は、朝露が降りる早朝に咲いて、昼過ぎにはしぼんでしまう花の儚い様子が、朝露を連想させることから付けられたという説が有力です。また、花びらの青い色素が布などにこすりつけると色がつくことから、「着き草(つきくさ)」が転訛したという説もあります。英語では、一日花であることに由来して「Asiatic dayflower」と呼ばれます。
- 形態:
- 茎は柔らかく折れやすいですが、節から根を出し、地面を這うように広がります。
- 葉は細長い三角形で、茎を包むようについています。
- 花:
- 夏から秋にかけて(一般的に5月から10月頃)開花します。
- 鮮やかな青い花弁が2枚、そして小さくて目立たない白い花弁が1枚あります。
- 花全体を、2枚の緑色の大きな葉(苞葉)が貝殻のように包んでいるのが特徴です。
- 繁殖力:
- 非常に繁殖力が強く、畑や庭では雑草として扱われることも多いです。
- 種子で繁殖するだけでなく、地面を這う茎の節からも根を出して増えていきます。
- 種子は休眠性があり、長期間土の中に埋もれていても発芽する能力を持っています。また、地上で咲く花の他に、地下に閉鎖花をつけて種子をつくる性質を持つ種(マルバツユクサなど)もあります。
- 除草剤への耐性を持つ場合があり、根絶が難しい雑草としても知られています。
活用法
- 染料: 古くから青い花びらの色素は、友禅染の下絵などに用いられてきました。
- 食用: 若い茎や葉、花は食用にすることができます。アクが少なく、おひたしや和え物、天ぷらなどに調理して食べられます。
- 薬用: 民間薬として、生葉の汁が湿疹やかぶれ、虫刺され、口内炎などに用いられることがあります。

