
アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏、学名:Mallotus japonicus)は、トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木です。
日本では本州から沖縄にかけて広く分布し、明るい場所によく生える、代表的なパイオニア植物(荒れ地などに最初に芽生える植物)の一つです。
その名の通り、春に出る若葉(新芽)が鮮やかな紅色になるのが最大の特徴です。この赤色は、葉に密生する赤い星状毛(せいじょうもう)によるものです。葉が大きくなるにつれて毛の密度が薄くなり、葉は緑色に変わっていきます。
主な特徴
- 名前の由来: 若い芽が赤いこと(アカメ)と、その大きな葉を昔、食べ物を盛る器や包むのに使ったこと(カシワのように)に由来します。別名としてゴサイバ(御菜葉)などもあります。
- 形態: 樹高は5〜15メートルほどになります。葉は互生し、卵形または広卵形で、縁が波打ったり、浅く3裂することもあります。
- 花: 雌雄異株(雄株と雌株が別々)で、6〜7月頃に枝先に淡黄色の小さな花を円錐花序につけます。花弁はありません。
- 果実: 直径約8mmの扁球形の蒴果(さくか)で、刺状の突起が密生しており、秋に熟して裂けると黒い種子が出てきます。
- 薬用・利用: 樹皮は生薬として胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの健胃薬として用いられてきました。また、葉や種子は紅色の染料としても利用されます。
アカメガシワについて、何かさらに詳しく知りたい点はありますか?(例:薬効、若葉の色の理由、似ている植物など)