ツユクサ

ツユクサは、日本を含む東アジアに広く分布する一年生植物で、道端や畑の隅などでよく見かける身近な草花です。その名前は、朝露をまとうように、朝早くに咲き、昼にはしぼんでしまう花の儚さからつけられたと言われています。

​特徴

  • : 鮮やかな青色の花を咲かせます。花びらは3枚あり、そのうち2枚が大きく目立ち、残りの1枚は小さく白いのであまり目立ちません。この独特な形から「帽子花(ぼうしばな)」とも呼ばれます。
  • 繁殖力: 地面を這うように茎を伸ばし、節から根を出して増えていきます。種子による繁殖力も非常に強く、畑などでは厄介な雑草として扱われることもあります。
  • 別名・文化: 古くから人々に親しまれており、万葉集では「月草(つきくさ)」として恋の儚さを歌った歌に詠まれています。また、花の汁が青い染料として使われていたことから「着草(つきくさ)」とも呼ばれていました。この染料は水に溶けやすく、すぐに色落ちする性質があったため、友禅染の下絵にも利用されていました。

​ツユクサは、身近な場所でひっそりと咲き、私たちの生活や文化に深く関わってきた植物です。もし道端で見かけたら、ぜひその小さな花をじっくり観察してみてください。

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