
アメリカアサガオ(学名:Ipomoea hederacea)は、ヒルガオ科サツマイモ属の一年草です。
特徴
- 原産地と日本への渡来: 熱帯アメリカが原産で、日本では江戸時代末期に観賞用として持ち込まれた記録があります。現在、日本各地で見られるものは、第二次世界大戦後に輸入穀物に種子が混入して野生化したものが多いと考えられています。
- 形態:
- つる性で、茎は他の植物に左巻きに絡みつき、数メートルに伸びることがあります。
- 茎や葉には短い毛が密生しており、ざらついた感触があります。
- 葉:
- 葉は互生し、ハート形をしていますが、深く3〜5裂するのが特徴です。
- 切れ込みがない丸い葉のものもあり、これは「マルバアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea var. integriuscula)」として区別されることがありますが、同じ株に両方の葉が見られることもあります。
- 花:
- 夏から秋(8月~10月頃)にかけて開花します。
- 花はロート形で、直径は3〜4cm程度と、一般的なアサガオより小ぶりです。
- 花の色は、淡い青紫色、紅色、白など様々です。
- 花は朝に開き、午前中にはしぼみます。
- 萼(がく):
- 花を包む萼が厚く、特に先端が著しく反り返るのが大きな特徴で、他のアサガオ類と見分けるポイントになります。
- 生態系への影響:
- 繁殖力が非常に強く、畑地や路傍、荒地などに広く定着しています。
- つるを旺盛に伸ばして他の植物に絡みつくため、大豆畑などでは雑草として問題になることがあります。
アメリカアサガオは、観賞用として栽培されることもありますが、日本では帰化植物として広く定着しており、身近な場所でよく見かける植物です。