ムラサキゴテン

​ムラサキゴテン(学名:Tradescantia pallida)は、美しい紫色の葉を持つツユクサ科の多年草です。

​特徴

  • 葉の色: 光沢のある濃い紫色をしており、日当たりの良い場所ほど色が鮮やかになります。
  • 花: 茎の先端に、小さく可憐なピンク色の3枚の花びらを持つ花をつけます。
  • 形態: 匍匐性(ほふくせい)で地面を這うように広がり、茎は柔らかく、垂れ下がる性質があるため、吊り鉢にも適しています。
  • 耐暑性・耐乾性: 暑さや乾燥に強く、比較的育てやすい植物です。

​育て方のポイント

  • 日当たり: 日光を好むため、日当たりの良い場所で育てると、葉の色がより鮮やかになります。日陰では葉の色が緑がかってしまいます。
  • 水やり: 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬場は水を控えめにします。
  • 用土: 市販の草花用培養土で十分に育ちます。
  • 増やし方: 茎を切り取って土に挿す「挿し木」で簡単に増やすことができます。

​ムラサキゴテンは、その独特な色合いから、ガーデニングのアクセントや観葉植物として人気があります。

​何か他に知りたいことはありますか?

ツユクサ

​ツユクサ (Commelina communis) は、ツユクサ科ツユクサ属に分類される一年草です。日本を含む東アジア原産で、青く可憐な花を咲かせます。その名前は、朝露のように短い命のはかなさを表現した「露草」に由来するといわれています。

​特徴

  • : 花弁は3枚あり、上部の2枚は鮮やかな青色、下部の1枚は白色で目立ちません。この独特な形状が特徴的です。開花時期は初夏から秋にかけてで、朝に花を開き、午後にはしぼんでしまいます。
  • : 葉は卵形から披針形で、互生します。
  • : 茎は地面を這うように広がり、節から根を出して増えます。

​用途と文化

​ツユクサは、古くから日本の生活や文化に深く関わってきました。

  • 染料: 花からとれる青い色素は、友禅染の下絵を描くための「青花(あおばな)」として利用されてきました。この色素は水に溶けやすく、描いた後に水洗いをすると消えるため、下絵に最適でした。
  • 薬用: 民間療法として、葉や茎をすりつぶした汁が、虫刺されや腫れ物に用いられることがあります。
  • 文学: 万葉集などの日本の古典文学にも登場し、そのはかない美しさが歌に詠まれています。

​ツユクサは、道端や田畑のあぜ道など、身近な場所でよく見かける植物です。その控えめながらも美しい姿は、多くの人々に親しまれています。

アレチヌスビトハギ

​アレチヌスビトハギは、北アメリカ原産の帰化植物で、マメ科ヌスビトハギ属に分類される多年草です。道端や空き地、河川敷などの荒れた場所でよく見かけます。

​アレチヌスビトハギの特徴

  • 草丈と見た目: 茎はまっすぐに立ち上がり、高さ1メートルほどに成長します。葉は3枚の小葉からなる複葉で、全体的に短い毛が生えています。
  • 花: 9月から10月頃にかけて、茎の先にたくさんの紅紫色の小さな花を咲かせます。在来種のヌスビトハギに比べて、やや大きめの花です。
  • 種子(ひっつき虫): 花が終わると、細長い平たい果実ができます。この果実は3~6個のくびれた節に分かれており、表面には細かいかぎ状の毛が密生しています。このかぎ状の毛によって、衣服や動物の毛にしっかりとくっつき、広範囲に種子をまき散らします。これが「ひっつき虫」と呼ばれる所以です。

​駆除と対策

​アレチヌスビトハギは、繁殖力が非常に強いため、一度生え始めると駆除がやっかいです。

  • 種子ができる前の対処: 種子が衣服などについて広がるのを防ぐため、花が咲き、種ができる前の早い時期(7月頃まで)に駆除するのが効果的です。
  • 物理的な駆除: 地上部を刈り取っても、地下茎から再生する力が強いのが特徴です。そのため、根っこごと引き抜くのが最も確実な方法です。根が硬くて丈夫なため、スコップやペンチ、ねじり鎌などを使うと抜きやすくなります。
  • 除草剤の利用: 広範囲に群生している場合は、グリホサート系の除草剤が有効とされています。ただし、庭木や芝生に薬害が出たり、土壌の状態によっては別の雑草(イシクラゲなど)が発生したりするリスクもあるため、使用には注意が必要です。

​アレチヌスビトハギは、名前の由来にもなっているように「荒れ地」に強く、非常にしぶとい雑草です。もし見かけたら、種がつく前に早めの対策をすることをおすすめします。