
オオキンケイギクは、黄色い花が美しく、かつては観賞用として栽培されていた植物ですね。しかし、現在は特定外来生物に指定されており、栽培や販売、移動などが厳しく規制されています。
オオキンケイギクとは?
オオキンケイギクは、キク科の多年草で、北アメリカ原産です。5月から7月頃にかけて、コスモスに似た鮮やかな黄色の花を咲かせます。強健で繁殖力が非常に高く、一度根付くと広い範囲に広がりやすい特徴があります。
見分け方のポイント
- 花の色: 鮮やかな黄色。花の中心部分も黄色です。
- 花の形: コスモスに似た一重咲きで、花びらの先端に不規則なギザギザが見られます。
- 草丈: 30cm〜70cm程度に成長します。
- 葉: 細長いへら状の葉が特徴で、茎の下部から対になって生えます。
特定外来生物に指定されている理由
オオキンケイギクが特定外来生物に指定されたのは、日本の生態系に深刻な影響を及ぼす恐れがあるためです。
- 在来種の植物を駆逐する: 非常に強い繁殖力と生育力で、日本の固有種や在来種の植物の生育場所を奪ってしまいます。これにより、多様な植物が生息する環境が失われていく可能性があります。
- 景観の単一化: オオキンケイギクが群生することで、本来の日本の野山や道端の景観が失われ、黄色一色の単調な景観になってしまいます。
- 生態系の変化: オオキンケイギクの増殖は、それを餌とする昆虫や、さらにその上の食物連鎖に影響を与え、生態系全体のバランスを崩す可能性があります。
法規制と対策
特定外来生物に指定されたことで、オオキンケイギクの取り扱いには以下のような制限が設けられています。
- 栽培・保管・運搬の禁止: 個人宅の庭や鉢植えでの栽培はもちろん、刈り取ったものをそのままにしておくことや、他の場所に運ぶことも禁止されています。
- 譲渡・販売の禁止: 他の人にあげたり、販売したりすることもできません。
もしご自宅の庭や敷地内でオオキンケイギクを見つけた場合は、以下の点に注意して対処しましょう。
- 抜き取り: 抜き取りが可能な場合は、根から完全に引き抜きます。種子が飛散しないよう、花が咲く前に除去するのが理想的です。
- 種子や株の処分: 抜き取ったオオキンケイギクは、その場で種子がこぼれないように、ビニール袋などに入れて密閉し、枯死させてから一般ゴミとして捨ててください。枯れていない状態で野外に放置すると、再生したり種子が飛散したりする可能性があります。
- 拡散防止: 他の場所に種子や植物体を持ち出さないように注意しましょう。

