アメリカナデシコ

アメリカナデシコ(亜米利加撫子)は、ナデシコ科ナデシコ属の植物で、学名は Dianthus barbatus です。日本では、その可愛らしい見た目から「美女撫子(ビジョナデシコ)」や、苞(ほう)が髭のように見えることから「ヒゲナデシコ」とも呼ばれます。

特徴

  • 原産地と渡来: ヨーロッパ南部から東部が原産で、日本には明治時代にアメリカを経由して渡来したとされています。そのため「アメリカナデシコ」という和名がついていますが、アメリカに自生するわけではありません。
  • 草丈: 30~60cm程度に生長しますが、矮性品種は15~20cmのものもあります。
  • 葉: 対生し、披針形で緑色から青緑色をしています。
  • 花: 初夏(主に5月から6月頃)に、茎の頂部に花が密集して咲き、丸い集散花序を形成します。花弁は5枚で、花径は2~3cmほどの小さな花が多数集まります。
  • 花色: 原種は赤色で中心部が白色ですが、園芸品種では白、ピンク、赤、赤紫色、複色、さらには蛇の目模様や八重咲きなど、非常に多様な花色があります。
  • 苞: 花の周りに細長い苞が多数突き出るのが特徴で、これが「ヒゲナデシコ」の由来にもなっています。
  • 性質: 多年草ですが、高温多湿にやや弱いため、日本では二年草扱いされることも多いです。しかし、夏越しがうまくいけば多年草として育てることも可能です。

利用 花壇や鉢植えでの観賞用として広く栽培され、花もちが良いことから切り花としても人気があります。

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