
アイスランドポピー(学名: Papaver nudicaule)は、ケシ科ケシ属の植物で、一般的に「ポピー」として流通しているものの多くを指します。
特徴
- 原産地: シベリアなどの北半球の寒冷地が原産です。和名では「シベリアヒナゲシ」とも呼ばれます。
- 形態: 本来は多年草ですが、日本の夏の高温多湿には弱いため、園芸上は秋まき一年草として扱われます。草丈は30~40cm程度に育ちます。
- 花: 3月~5月頃に開花し、細い茎の先に直径6~10cmほどの花を咲かせます。つぼみの時は下を向いていますが、開花とともに上を向く性質があります。花弁は4枚で、薄紙のような繊細な質感です。
- 花色: 黄色、オレンジ、白、ピンク、赤、アプリコット色、複色など、非常に豊富な花色があります。
- 利用: 花茎が長く伸び、丈夫なので切り花としても人気があります。また、花壇で群生させると、風に揺れる様が美しいです。
育て方
- 日当たりと水はけ: 日当たりが良く、風通しと水はけの良い場所を好みます。
- 土壌: 水はけの良い土壌が適しています。市販の培養土に、鹿沼土やパーライトなどを混ぜて排水性を高めるのも良いでしょう。
- 水やり: 過湿を嫌うため、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。地植えの場合は、基本的に水やりは不要です。
- 種まき: 9月中旬~10月上旬が適期です。種は非常に細かい「好光性種子」なので、覆土は薄く、軽く土をかける程度にします。
- 耐寒性・耐暑性: 寒さには強いですが、暑さには極めて弱く、日本の夏を越すのは難しいことが多いです。
- 手入れ: 咲き終わった花をこまめに摘み取ることで、次の開花を促し、病気の予防にもなります。
花言葉 アイスランドポピーの花言葉には、以下のようなものがあります。
- 「感謝」
- 「慰め」
- 「思いやり」
- 「眠り」
- 「希望」
- 「新しい始まり」
- 「喜び」
花の色によっても花言葉が異なり、例えば黄色は「私が勝つ」、白は「眠り」や「忘却」といった意味合いもあります。これらの花言葉は、その優しい色合いや繊細な花びら、そして厳しい環境下でも美しく咲く姿に由来するとされています。